35.シロちゃんが変わった?!
タマの世界征服
 
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  35.シロちゃんが変わった?!
 

廊下をバタバタと縁側へ向かうタエちゃんとママ。

「ママ、入り込んで来た子猫達はタマとシロちゃんの子猫みたいよ。」

「三匹も産まれたなんて、賑やかになるわね。」

ママもうれしそうだ。縁側でタマとシロが座り、庭で三匹の子猫がじゃれている。

「ま~三色のキジ猫と白い子、白黒でハチワレの子ね。かわいいわ~」

「そうでしょママ。この子達の名前はどうなってるのかしらね。決めていいのかな?」

「お隣さんに聞いてみましょう。小太郎君がもう決めてるかも知れないし。」

早速ママは、お隣へ向かった。縁側ではハチワレの子猫がタマの所へ来てちょっかいをだしている。タマはちょっと引き気味に見ている。

「なんだ、元気がいいにゃ。」

ピョンピョン飛び回る子猫達。ハチワレの子猫がタマに乗っかって来た。

「何で寄りかかるんだ…」

タマは逃げようとしたが、ついてくる。

「そのうちに慣れてくるから大丈夫よ。」

立ち上がり子猫達に言った。

「皆、遠くへ行かないで、こっちで遊ぶのよ。」

シロちゃんが言った。その時タマは思った。シロちゃんが以前と違う感じかした。それが何なのかわからなかった。



                        
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